kobayashi music school

Kobayashi Music School

diary
2014 /2 / 17
素敵な笑顔に出会えた一日
感謝の一日
2014 /2 / 9
久しぶりの雪景色
ここの土地では珍しいです
美しい景色

もちろん雪だるま作りました!
2014 /2 / 4
4年ぐらい毎月続けて書いているニュースレターがあるのですが
なぜかこのHPにアップしたことがなかったと
今更ながら気づいたのでアップしてみます!

ライブの告知、活動の報告、勝手な独り言など(笑)
自由に書かせていただいています


1月も終わりが近づき空には冬の色が濃く染み込み、重たい雲の隙間から冷たい雨が落ちてきます。
2月にもそんな雨の日があり、そんな日には決まって本が読みたくなります。
それも何度も何度も繰り返し読んできた本。
あたたかく親密なそれらの本を手に、冷たい雨の音を聴きながらページをめくる感触。
そこに書かれた文章が体を通り抜けていく感触。
言葉と言葉を結ぶ短い『間』のリズムがいつもより深く澄んでいてとても心地よく、いつまでもそこに居たくなってしまう。
もっと贅沢を言えば、そこに美味しいコーヒーがあり、気のいい猫がいれば言うことなしです。

 介護施設に演奏へ
先日隣町にある介護施設で演奏をしてきました!笑顔のある明るい雰囲気がとても素敵でした。
顔に見覚えのある方も何人かいて、久しぶりにお会いできたことも嬉しかったです。
僕に向かって「おばぁちゃんは元気?」なんて声を掛けてくれる方もいて、なんだか話が弾みます。

 演奏の方は、沢山の歌を皆さんと一緒に歌いました
。 そりゃもういっぱい歌いました!全部で30名近くいたので、全員で歌うと自然と楽しくなってきちゃいます!
施設の職員さんが僕の演奏リストを見て、「これならあるかも・・・」と独り言を言いながら去っていき、
ささっと全員分の歌詞カードを用意してくれました。まさに神業。見ていて気持ちいいぐらいの仕事っぷりです。
そのおかげで更に楽しみが膨らみました。ありがとう職員さん!!

 こうして皆さんと一緒に歌っていて思うことは、ほとんど例外なく人は歌によってなにかを癒やしてきたんだなということ。
60歳を過ぎた方々は、歌との繋がりが特に深い気がします。
きっとなにもなかった時代があったから、そこに本当のなにかが残る余裕のようなものがあったんだと思います。
畑仕事から帰るときに歌った歌。友達と集まって歌った歌。テレビの中で歌われた歌。
歌うことによって、その時の時間をそっくりそのまま真空パックに詰めることができたんじゃないかと思います。
だから今でも歌うことで様々な時間を鮮度良くピチピチの状態で取り出せちゃうんです。
だから歌っている時はとっても若く見える!目の輝きだけ見ればまるで小学生!

 ここで出会った方々と同じように、自分の内に大切ななにかを歌や音楽と一緒に残せるのか??
とても難しい・・歌は残るかもしれない、でも単に歌が残るだけでそこに大切ななにかがないかもしれない。
出汁の出切った鰹節ぐらいのものしか残らないかもしれない。
あれれ??でもしっかり出汁が出て、おいしい部分を吸収しちゃっているんだからいいのかな??
なんだかそれでいいような気が・・・いいのか???(笑)

 またみんなで歌えるといいなぁ・・・と次の機会を楽しみにしている今日この頃。
音楽はいつでもどこでも人と人とをやさしく繋げてくれるものですね!
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